アラカルト

自閉症の子供がパニックになる前に保護者がすべきたった一つの行動

本サイトはプロモーションが含まれています

自閉症2児の父親のまさかまさおです。

今回は自閉症特有のパニックについて触れたいと思います。

この記事を読むことにより

  1. パニックに至らない為の知識がつく
  2. なぜパニックになるのかの理解が深まる
  3. 少しほっとする

ことができると思います。

我が子が通っているデイサービスと連携している専門機関からも教えていただいたことなので、まず間違いの無いことだとは思いますが、私がその仕事をしているわけではありませんし、専門家でも無いのでより知りたい方は医療機関等から個別の診療を受けることをお勧めします。

まず知的障害のある自閉症者は変化の場面に極端に弱いという側面があります。

一番の落ち着く自分の居場所である家といつも一緒にいる親、ここから意味不明に離れるのがまずストレスになるということです、たとえこれから自分の最高に大好きな公園のブランコに連れて行ってもらうのだとしても。

当然親は困惑するのです、良かれと思った行動が最悪の結末になるのですから。

公園に親子一緒に行こうとしただけなのに、子供は道路に座りこみ必死に抵抗をして泣きじゃくります。

通りかかった車の運転手たちは自分の子もしつけれないのかという怪訝な目をしています。

少し離れた面識のないご近所さんはあまりの叫びぶりにひょっとして誘拐じゃないかしら?というような視線を送ってきます。

みんなの日常はこっちにすれば大冒険です、仕事の何倍も疲れいつも子供達と一緒にいる嫁さんには感謝しかありません。

それはさておき何でこのようなことになったのでしょうか?

それはほぼ視覚からのみ情報を得てるからなのです。

耳が聞こえないというわけではありません。現に上の子レノンは聞こえすぎてイヤーマフ(銃を使う人など耳を保護する用具)をしています。

公園に行くよ、とか大好きなブランコに乗ろうねなどと言っても聞いちゃいません。目の前のことに全力なんですから。

それでは私はあるいはあなたは何をすべきだったのでしょうか?

答えはとっても単純でその子といつも一緒に行く場所や好きな祖父母の顔などをスマホやカメラで写しておくのです、最初はそれをハガキくらいの大きさで現像します。

慣れてきたらスマホの画面だけでもわかってくるはずです。

家を出る前にその子が認識できる公園やブランコの写真を見せて、帰りにいつも行くスーパーの写真を見せて、

スーパーのレジが終わったら、自分の家の写真を見せる、たったこれだけです。

普通の人から見れば「何でそんな面倒なことを」と思うかもしれませんが、当事者からしたらそれはとっても大切なことなのです、ヘタをすれば帰ってから寝るまでグダグダなのです。

ひどい時にはいったん寝てから夜中に起きてまた始まるのですから。こっちがおかしくなってしまいます。

他の要素も絡んでくるので毎回すんなりいくとは限りませんが、少なくとも今お子さんのパニックで困っていてこの方法を試したことが無い方は、ぜひやってみてください。

まずはやってみてうまくいかなければ違うことを試してみましょう。

本日はここまでです。