この記事は2021年11月12日より全国でロードショーが開始される映画「梅切らぬバカ」について公開前月に書きました。
私自身自閉症児2人の父親であり、正直なところ10年以上映画館には足を運んでいませんでしたが今回どうしても見たい映画が上映されるので時間を作って観に行きたいです。
自閉症に着目した映画が上映される
主人公は母親の山田珠子を演じる加賀まりこさん。
自閉症の息子の山田忠男を演じるドランクドラゴンの塚地武雅さん。
監督と脚本は和島香太郎さん。てんかんの持病があるそうです。
同じ状況の子がいる親に訴えかける
自閉症である息子の自立を考え行動する母の姿。
ある日息子をグループホームへ入れることを決めた。
ちなみにこの時忠さんこと忠男の年齢は50歳という設定です。
これはだいぶ当事者が考える成人付近での年齢より乖離してるとは感じますが、そこは映画ということで。
自閉症の子供の自立は親として皆考えるでしょうが、成年後見制度など難しい判断をしないといけない場面があり問題の先送りが懸念されます。
皆に障害について知ってほしい
この映画を観ると自閉症の人の特徴が今まで知らなかった人にも視覚的・感覚的にわかると思います。
これは当事者達にはとっても嬉しい事で少しでもこの障害について理解していただければ幸いです。
私も二人の子供が生まれる前は全く知りませんでした。
自閉症は生まれつきで発症日は出生日となり、成長の過程や育て方でおきることではありません。
まとめ
何となく触れてはいけない障害者の映画を有名な演者を使って出して頂けたことは全ての関係者にとって良い方向に向かっていけるハズです。
SDGsという方針が日本では進められていますが、みんなが同じ事が良しとされ他の人とは違う人が排除されがちな過去の日本を変えていくことに一石を投じることに期待したいです。
和島監督がどういう考えでこの映画を作ったか、公開を楽しみに待ちましょう。
2021年11月12日より全国でロードショー 上映時間77分